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【ハーレーのカスタム技術】日本と本場アメリカの比較

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ハーレーは1912年に「パーツ&アクセサリー部門」を立ち上げ、カスタムの楽しさを提唱しています。オーナーが自由にカスタムを楽しめるところもハーレーの魅力のひとつでしょう。本場アメリカと日本を比較した時、まずその市場の大きさが決定的に違います。国土面積も日本より遥かに大きく、全米にハーレー所有者やカスタム愛好家が数多く存在しています。
そのため、全米の至る所でハーレーのカスタムコンテストが行われており、日本とは比べ物にならないほど大きなマーケットが完成しています。一般人でもカスタム技術を磨き、様々な自慢のパーツを作成、販売し大きな収益をあげている人も数多くいます。

本場アメリカのハーレーのカスタムにおいて、「カスタムビルダー」の存在を忘れてはいけません。カスタムビルダーとは客からチューンのデザインから作業の過程までを担当し、客が望むハーレーにカスタムする人のことです。日本にも同じようなことを行っている個人や業者がありますが、総合的に見るとそのカスタム技術は雲泥の差であり、「日本はアメリカの10年遅れている」と言われるほどです。
ただ、日本のカスタム技術の一部が本場アメリカでも高く支持されています。それはメカニック面であり、アメリカと比較すると日本の方が複雑な仕上げを行うことができると言われています。

日本は交通ルールが厳しく、また車検もアメリカと比較すると格段に厳しいことからカスタムの範囲が制限されてしまっています。そういった事情が日本のカスタム技術の向上を妨げているとも言えますが、ハーレーは日本でも抜群の人気があり、そんな制限の中で可能な限り魅力的に仕上げようという人達が日本でも増えてきています。ネット上でもアメリカの「カスタムビルダー」のように注文を受け付けている業者が多くヒットします。

今後、ますますハーレー人気が高まっていくと、日本のカスタム市場も独自の進化を遂げ、世界でも大きな注目を集める日が来るかもしれません。